中古は割安である

最近、利用しなくなったリゾートマンションを売却しようとするとき、売却希望価格そのものは安くしても、管理費が高額なために、買い手がちゅうちょする例が多く見られる。かって「億ション」と呼ばれた都心のマンションも同様で、購入価格が三億円で管理費が月々一八万円、現在の売り出し価格は八○○○万円で割安になっていても、月々一八万円の管理費は昔のままであるため、コストのかかる住宅となって売却がままならないという事例もある。保有コストがかかる不動産は換金するときにも不利となり、資産価値を低下させる結果となる。日本の新築マンション、中古マンションの価格は共に下落しており、同時に、新築マンションに対する中古マンションの価格の割合も低下している。新築と中古マンションの坪単価を比較したものであるが、地区によっては半値以下という価格になっていて、中古マンションの低価格化が進んでいる。この傾向は、今後とも続くことが容易に予想される。その理由としては、新築マンションの供給が都心部ではまだ続くことが挙げられる。不況の長期化で遊休地が企業からも個人からも放出されることが当分続くので、住宅用地の取得が容易になっていくからである。特に、狭い土地で数多くの住宅供給ができるマンションにおいては、「需給関係は大幅な緩和状況」となることは確実で、そのぶん、価格の下落幅も大きくなる。このような現象は中古マンションだけでなく、中古の戸建ても新築に比して格段に安くなっている。

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